仏像彫刻士の松本明慶さんと
長男の松本明観さん
お孫さんの松本宗観さんが
情熱大陸に出演されました。
仏師の中でも頂点に位置する
松本家の作品の値段、
年収、
弟子入りする方法などを
調査させて頂きました。
やはり、
退路を断って若くして
『覚悟』を決めることが
大切なんですね。^^
もくじ
仏像彫刻士 松本明慶・明観・宗観の経歴
それぞれが
仏像彫刻師として
素晴らしい業績を残しています。
特に、
大仏師になられる年齢が
祖父、息子、孫と
どんどん加速するのが
圧巻です。( ゚Д゚)
松本明慶
1945年、京都市生まれ。
1964年、京仏師の野崎宗慶に弟子入り。
1980年、京都仏像彫刻展で京都市長賞受賞。
1985年、京都仏像彫刻展で京都府知事賞受賞。
1988年、パリギメ東洋美術館の仏像100体を修理。
1991年、大仏師の称号を受ける。(45歳)
2006年6月18日、京都市上京区に松本明慶佛像彫刻美術館が開館。
ちなみに、
「大佛師」とは、
宮大工の棟梁のような、
織物の悉皆屋のように、
木工や漆、金箔、
飾り金物、布、和紙、
彩色など様々な職人を束ね、
寺院や檀家さんなどの
施主の意向を基に仏像、
仏壇、仏具を
プロデュースするお仕事です。
歴代の大仏師が
描いてきた図面は貴重な「宝」と
言われています。( ゚Д゚)
松本明観
1967年、京都生まれ。明慶の長男。
19歳で父・松本明慶の工房に弟子入り。
35歳で大仏師の称号を得る。
工房全作品の制作を指揮し、経営を切り盛りする。
明観さんのお父さんが
大仏師の称号を得たのが
45歳の時でしたので、
息子の明観さんは35歳と
10歳も早くこの称号を
手にされていますね。( ゚Д゚)
明観さんの長男であったため、
技術も愛情も注いで
指導された結果かも
知れませんね。
もちろん、
本人の努力は
いわずもがなですが。^^
お孫さんの
宗観さんはお父さんよりも
更に早くに大仏師に
なられたのでしょうか。
次に見ていきましょう。
松本宗観
1998年、京都生まれ。明観の長男。
18歳で工房に弟子入り。
2023年には25歳の若さで大仏師の称号を得る。
やはり、
驚愕の早さで
大仏師の称号を
得ていましたね。
25歳。
この称号だけで比較すると
おじいさんの明慶さんが46歳。
その息子さんの明観さんが35歳。
そしてお孫さんの宗観さんが25歳。
やく、10年ごとに早まっていますね。( ゚Д゚)
少子化により
仏師になる人が減少しているのも
影響しているのでしょうか。
いずれにしても、
仏師界では異例の早さの出世ですね。
期待の高さが分かります。( ゚Д゚)
仏像彫刻士 松本明慶・明観・宗観の作品の値段
松本明慶の作品の値段
松本明慶さんの作品は
その写実性の高さや
慈愛のある表情などから
大変人気を集めています。
作品のサイズや
保存状態によって
大きく価値が変わってきますが、
基本的にはサイズが大きく
保存状態のよいものほど
高額になるでようです。
高さが20cmを超えると
市場における流通量が
下がるため、価値が高まります。
60cmを超える大型作品は、
状態がよければ100万円を
超える場合もあるとのことです。
また、
ヤフオクでの
過去の落札価格を見ると、
「【流】松本明慶作
彩色木彫聖観音立像
高79.5cm KO997◎」が
227件の入札で1,251,000円、
「【流】松本明慶作
彩色木彫普賢菩薩
高35cm 共箱 KO998」が
76件の入札で701,000円、
「◆錵◆ 京仏師 松本明慶作
木彫 合唱童子 13cm 共箱 仏像骨董 保証
[V278]VW/23.6/OD/ (10」が
55件の入札で
101,000円という値段で
落札されましたそうです。
個人的には
僕はこれが好きです。
時に表情が可愛いです。^^
ただし、
これらはあくまで一例であり、
具体的な価格は
作品の状態や市場状況によります。
また、
松本明慶さんの作品は
「松本明慶佛像彫刻美術館」にて
鑑賞可能です。
松本明観と宗観の作品の値段
松本明観氏と宗観氏の
作品については
具体的な価格情報を
ネット上では
見つけることが
出来ませんでした。
美術品の価格は、
作家の評価、
作品の状態、
希少性など
多くの要素によって
決まります。
具体的な
価格を知りたい場合は、
美術品の専門家や
オークションハウスに
相談することをお勧めします。
また、
美術品の価格は
時期や市場状況により
変動するため、
最新の情報を
得ることが重要です。
松本明慶・明観・宗観への弟子入り方法
松本明慶さん、明観さん、
宗観さんへの
弟子入り方法については、
具体的な情報は
見つかりませんでした。
ある種、
仏師という世界は
閉ざされた職人の世界のイメージが
ありますので、
ネット社会と言えども
オープンにされていないのかも
しれません。
しかし、
一般的には、
仏師や彫刻師への
弟子入りを希望する場合、
直接工房や美術館に
問い合わせてみることが
一般的のようです。
また、
松本家の仏師たちは
若い年齢で弟子入りしていることから
若い方が有利になるかも
しれませんね。
例えば、
松本明慶さんは
1964年に18歳の時に
京仏師の野崎宗慶に
弟子入りしました。
松本宗観さんは
19歳で父・明慶の工房に
弟子入りしました。
若いうちに弟子入りすると
いうことは、
退路を断つということですので
覚悟を決めることが
早々に求められる
世界と思われます。
やはり、
なんでも覚悟が
大切なんでしょうね。
松本明慶・明観・宗観の年収
松本明慶さん、明観さん、
宗観さんの
具体的な年収については
公開されていないようです。
ただし、
一般的に
仏師や彫刻師の収入は
作品の販売や修復から得られます。
また
仏師の作品は
1つ数百万円の値段が
しているものもあり、
寺院に置かれている大仏も
手掛けているため、
かなりの収入があると考えられます。
併せて、
個々の仏師の収入は
その技術、評価、
作品の需要などにより
大きく変動します。
松本明慶さん、明観さん、
宗観さんは、
現代日本の仏師として
高い評価を得ており、
多くの仏像を制作していることから
彼らの年収は、
平均的な仏師よりも
かなり高いと推測できます。
ネット上の情報によりますと
仏像彫刻士の年収は、
師匠クラスから
さらに有名な仏師になれば
300~500万円くらいが
相場と言われていました。
仮に日本のサラリマンの平均年収の
500万と同等と仮定すると、
トップクラスの仏師ですので、
3000万円位の年収は
あるのではないでしょうか。
作品が売れた年、
大きな補修の仕事が入った時などにより
年収の変動は大きいかもしれませんし、
どれだけの作品を制作し、
それがどれだけ高く売れるかなど、
多くの要素が関わってきますので
あくまでも推測の数値では
ありますが、数千万円の
年収はあるのではないかと
推測します。
まとめ
今回は、
仏像彫刻士の世界で
頂点に位置する
松本明慶さん、明観さん、
宗観さんの年収や、
作品の値段、
弟子入りする方法について
調査させて頂きました。
3人ともに、
現代では当たり前になっている
大学へは進学せずに、
高卒後に
仏師の世界で
修行を始められて
いました。
10代という
若い時に覚悟をして
仕事に打ち込むことが
大切なんですね。^^
最後までお読み頂きありがとうございました。