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こんにちはritaです。
池上ワールドで
ホテルニュージャパン火災と羽田沖墜落事故に
ついて特集が組まれますね。
放送日は2019年10月7日。
この
二つの悲惨な事故を紐解いていくと
人災という二文字が浮かび上がってきます。
ネタバレ的で恐縮ですが
その点について後述させて頂きます!
もくじ
ホテルニュージャパン火災と羽田沖墜落事故の概要
ホテルニュージャパン火災事故の概要
1982年の2月8日に
東京都千代田永田町のホテルニュージャパンで
起きた火災で死者33人の悲惨な事故です。
出火元は9階で宿泊していたイギリス人の
寝タバコ。
お酒で酔っ払っていたようです。
1本の煙草が死者33人と
大惨事になってしまった訳ですが、
それにはホテルニュージャパン側の対応がありました。
詳細は後述させて頂きますが、
結論から言いいますと
このホテルニュージャパンの当時の社長の
横井英樹氏は実刑判決を受けています。
また、ホテルニュージャパンも
東京都から営業禁止処分を受けその後廃業して
しまっています。
1本の寝タバコから
明るみになった企業側の悲惨な実態。
そこに人の欲が絡んでいたことは言うまでも
ありません。
後述させて頂きます。
羽田沖墜落事故の概要
こちらの事故は
1982年の2月9日に起きています。
奇しくもホテルニュージャパンの火災事故の
翌日に発生しています。
しかも同じ東京で。
なので東京は連日の大事故で
もうてんやわんやだったそうです。
消防車も警察も報道各社も対応に
必死だったと。
で、
この事故の概要というのがこちらです。
日本航空350便が福岡を出発して
東京に向かう途中で、
機長が上空で逆噴射をしてしまい羽田空港沖に墜落。
その結果、
乗客24名がお亡くなりになられました。
重軽傷者の数は乗客と乗員を合わせて149名。
凄惨な大事故となっています。
ちなみに
逆噴射と言うのは、
文字通り進行方向とは逆に噴射することで
急減速がかかるということですね。
この逆噴射によりスピードが急減速、
急降下するということですね。
なので
この事故は日航逆噴射事故とも
呼ばれています。
考えるだけでも恐ろしいですね。。。
日本航空と言うと
あの稲盛和夫さんが経営再建をされた
ことで有名なJAL。
この逆噴射事件の裏にも”人”と企業の黒い部分が
関係しています。
それが人災と言われている理由です。
詳細を後述させて頂きますね。
ホテルニュージャパン火災と羽田沖墜落事故は人災と言われる理由
ホテルニュージャパンの火災が人災と言われる理由
この事件は上述させて頂いた通り
イギリス人の客による寝タバコが原因です。
ただ、
火を消すスプリンクラーや防災時の対応が
あまりにも杜撰であったために人災と言われて
います。
具体的に言いますと、
火事の時のホテルをイメージして頂ければ
と思いますが通常稼働しているあのスプリンクラー。
水を撒く天井についているあの機械ですね。
あれがついていなかったんだとか。
付いている部分もありましたが、
水道管が通っておらず見せかけのもの
だったようです。
ホテル側の従業員は
消防署からスプリンクラーはもちろん
火災時の定期点検についても事前に言われていたので
上層部にかけあっていたそうですが、
コスト削減の為に却下されたと言われています。
その上層部というのが当時の社長の横井英樹氏。
この社長が火災発生現場でこの事故は
宿泊客に責任転嫁するような発言を拡声器で
事故の当日に報道陣にしてしまったのも
火に油を注ぐ事態となりました。
その時の横井英樹社長の言葉がこちら。
本日は早朝よりお集まりいただきありがとうございます」、「9・10階のみで火災を止められたのは不幸中の幸いでした」 https://ja.wikipedia.org/wiki/
あまりにも現場の状況を考慮しない
不謹慎極まりない発言で
国民からは総スカンだったそうです。
なので、
そもそも事故の原因は宿泊客の寝タバコで
あったが、
そういった事故が起きた時に対応する準備を
お金の問題で怠っていた。
なので人災だと言われています。
他にも従業員にも火災時の対応の教育が
なされていなかったことなど
多々ホテル側の落ち度が指摘されています。
ラグビー日本代表が終始 口にしている、
この準備という言葉。
身につまされますね。
羽田沖墜落事故が人災と言われる理由
こちらの事故の原因は機長にあると
言われています。
というのも
機長は精神鑑定により妄想性精神分裂病と
診断されていたからです。
なので
機長は業務上過失致死罪により
逮捕されていましたが、この診断により
心身喪失の状態にあったとして検察により
不起訴処分になっています。
事故の1年後には日本航空を解雇されていますが。
で
なぜこれが人災と企業の体質に関係が
あるかと言いますと、
実はこちらの機長はこの事故を起こす前から
問題行動を起こしていたそうですが放置されて
いたそうです。
例えば、
旅客機としては異常な旋回も
しており乗客からクレームも入っていたそうです。
ですが、この一件も
副操縦士が会社側に報告を怠っており
黙殺されたとか。
なぜ副操縦士は報告しなかったのか?
それは機長が管理賞で副操縦士は評価される
立場であったため、言いにくかったのでは
ないかと考えられているそうです。
また、
事故発生時は機長は
乗客を先に助けるのが航空法で定められていますが
当の機長は乗客を助けることなく先に避難してしまった
というのだから驚きです。。。
精神的に異常な状態であった機長も
不幸ですが、そのような機長を乗務させていた
日本航空の安全に対する姿勢が強く批判された
ことは言うまでもありません。
事前の機長の心身の状態を見極めている
ことが出来ていれば防げた事故であったため
人災と言われています。
ホテルニュージャパン火災と羽田沖墜落事故は人災のまとめ
ということで今回は、
・ホテルニュージャパン火災と羽田沖墜落事故の概要
・ホテルニュージャパン火災事故の概要
・羽田沖墜落事故の概要
・ホテルニュージャパン火災と羽田沖墜落事故は人災と言われる理由
・ホテルニュージャパンの火災が人災と言われる理由
・羽田沖墜落事故が人災と言われる理由
について調査させて頂きました。
企業は人なりとは知られて言葉ですが
トップに立つ人間はもちろん、
現場の人間の正しい判断が大きな事故を
予防する。
そんな教訓を学ばせて頂くことが出来ました。
僕自身、安全第一で行きたいと思います。