こめかみを傘で刺すとなぜ失明するのか?【医学的理由】





目黒駅前で傘でこめかみ刺し失明させた傷害事件のニュースのキャプチャ画像

出典:ANN

こんにちはritaです。

こめかみを傘で刺されて失明とのショッキングなニュースが飛び込んで来ました。

詳しくはこちらです。

JR目黒駅前の路上で4日夜、会社員の男性が何者かに傘でかみを刺されて失明する大けがをしました。捜査関係者などによりますと、午後8時半ごろに東京・品川区上大崎の路上でコンサルティング会社に勤める55歳の男性が会社から出てきたところ、突然、何者かに傘でこめかみの辺りを刺されました。男性は病院に搬送され、失明するなどの大けがをしました。

参照元:https://news.tv-asahi.co.jp/

気になるのが眼球ではなく、こめかみを刺されて失明と言う点です。

なぜ、こめかみを刺されると失明するのでしょうか?

調査します。

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ものが見えるメカニズム

ものが見える状態は眼球で捉えた絵を、視神経という目と脳をつなぐケーブルのような管を通し脳が認知して初めて「見える」状態になります。

視神経とはこちらです。おたまじゃくしのしっぽのような部分の名称です。

目の中に光が入り、目の奥の網膜に像を結びます

引用:https://www.gankaikai.or.jp/

引用:https://www.gankaikai.or.jp/

眼球と脳を繋いでいるのが視神経ですね。

ですので、今回の事件のように直接的に眼球は無傷であっても視神経が損傷すると、眼球に投影された映像を脳に伝えることが出来ないので「見えない」状態となってしまいます。

正確にはこちらが医学表現となります。

目に入った光によって、網膜の細胞から発した電気信号は、視神経を通って脳に入り、後頭葉視覚中枢に伝わって、わたしたちは、物が「見えた」と感じることができます。

引用:https://www.gankaikai.or.jp/

では、こめかみを刺されてなぜ視神経は損傷するのでしょうか?

次に見ていきます。

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こめかみを刺されて失明する理由

外部からの強い衝撃によって視神経の組織が潰れて損傷するようです。医学的にはこの状態を「挫滅(ざめつ)」と呼ぶようです。

医学的にはこのようには表現されています。

外傷性視神経症:落下事故、交通事故などで前額部(特に眉毛の外側に近い部位)を強打した場合に、片側の視神経管内の視神経が挫滅して、視力・視野障害が起こることがある。

参照元:http://www.nichigan.or.jp/

つまり、今回の事件では、傘でこめかみを刺したことによりさされた周辺の筋肉が内部に圧縮され、視神経を挫滅(圧縮させて潰す)させた。

これにより、眼球には損傷は無いものの、映像を脳に伝達する視神経が損傷し、失明するに至ったということになると思われます。

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まとめ

ということで今日は、

傘でこめかみを刺されたことでなぜ失明するのか?

について調査させて頂きました。

日常的に使っている傘が凶器になることは十分に理解することが出来ました。

意図的に人に刺すということは無くても事故で…ということはあるかもしれませんで、是非注意したいと思います。犯人が早く捕まることを祈ります。

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