今回の池袋の暴走事故では、
ショックを受けている方々が非常に多い
報道されています。
現場にも献花台が設けられ、市民の関心の高さが
伺えます。
僕自身も娘を持つ親として、
特に遺族の方の
記者会見は、見るに堪えませんでした…
心よりご冥福を祈ると共に、
御家族が記者会見で語られていた
「二度と同様の事故を起こさない為には
どうすれば良いのか?」について、
考えて行きたいと思います。
その為にまずは、
「高齢者はなぜ事故を起こしてしまうのか?」
という点について調査させて頂きました。
もくじ
高齢者の事故件数
そもそもなのですが、
高齢者は本当に他の年代と比べて
事故を起こしやすいのでしょうか?
結論としては、
Yes。
下のグラフからも分かりますように、
道路交通法の「高齢運転者」の定義に
当てはまる70歳以上から事故件数が
増えていますね。
特に
後期高齢者に該当する
75歳以上からは急増しています。
今回の
池袋事故の加害者も87歳でしたので
統計的にも、最も事故を起こす確率が
高かったのですね。
見る人が見ると
起こるべくして起こった事故
なのかもしれません。
では、
事故を起こしたくて起こす人は
普通は一人もいないと思いますが、
高齢者の事故の原因は、なんなのでしょうか?
高齢者の事故原因
結論から言うと、
加齢に伴う身体機能の低下
が原因のようです。
身体機能の低下ついて、
大手保険会社(アクサダイレクト)は
下記3点に集約しています。
①動体視力の低下
②体力や筋力の低下
③判断力の低下
それぞれ見ていきたいと思います。
①動体視力の低下がなぜ事故に繋がるの?
車の運転時には、信号機、道路標識、
歩行者、他の車など
複数の情報を瞬時に得ることが必要
になりますが、
当機能の低下により、そもそも、
それらの情報を収集する力が弱くなる為。
らしいです。
次に、
②体力や筋力の低下がなぜ事故に繋がる理由
ですが、
車の運転にはそもそも体力も必要とあります。
当体力の低下により、
正確なハンドリング、アクセル、ブレーキの
操作が難しくなるようです。
最後に
③判断力の低下と事故の原因
については、
不測の事態への対応が遅れる為
とのことです。
スポーツ選手も加齢には勝てず、
あのイチロー選手でさえ、引退に追い込まれた
のですから、この加齢による運動機能の低下は
万人に共通する様です。
私だけは大丈夫なんて絶対に言えませんね。
運転をスポーツに見立てると
引退=免許返納も自然な流れなのかもしれませんね。
(その為には、過疎地など車の運転を手放させない
人の為の課題も解決してあげなければなりませんが…)
では、
高齢者の車運転事故の具体的原因
として最も多いのはなんなのでしょうか?
高齢者事故の具体的原因
結論から言うと
運転操作ミスのようです。
その中でも特に、
ブレーキとアクセルの踏み間違い
が多いそうですね。
今回の事故の加害者も
アクセルとブレーキを踏み間違えて
横断歩道へ突っ込んだという報道もされて
いますので、それが本当でしたらどんぴしゃですよね。
(2019年4月26日時点で事故原因は捜査中とのことです)
踏み間違えについては、
老人ではない僕も、
ブレーキとアクセルどっちだろ?と
頭で考えたはこんがらがりますもんね。
普通は体が記憶しているはずでも、
運動機能が低下した高齢者は、
体が忘れてしまって踏み間違え
なんてことが起きてしまうのかもしれませんね。
ちなみに、
正しくはブレーキは真ん中。
アクセルは右ですね。
高齢者に限らず、
頻繁に耳にする事故例なので、
僕自身も意識して気をつけて行きたい
と思います。
ちなみに、
高齢化に伴い、75歳以上のドライバーは
年々増えています。
ですので、
「高齢者の運転」について、
国として対策を練る時期が来ているのかも
しれませんね。
もちろん、
車が無ければ生活できない地域にお住まいの方々も
おられますので、
一気に解決することは難しいとは思いますが、
まずは僕自身で出来ることをしていきたいと思います。
安全運転。
当たり前って簡単じゃない..
まとめ
はい、今日は、
池袋暴走事故から、
そもそも、
高齢者の運転事故の原因について
調査させて頂きました。
結果は、
加齢による身体機能の低下でしたね。
また、
高齢者は本当に事故を沢山起こしているのか?
に対する調査結果もYes。
特に75歳以上の後期高齢者の事故比率が
急増しているのが分かりました。
僕自身、事故は他人事ではなく、
「車は凶器」にもなりうるということを
肝に銘じて、安全運転に徹していきたいと
思います。
本当に安全運転で行かなければ。
大切な家族の為に…
それでは最後までお読み下さり
有難うございました。
*ご興味があればこちらの記事もどうぞ