衆議院議員の杉田水脈(みた)さんの
差別的発言が炎上しています。
そもそもなのですが、
なぜ差別的発言をしてしまうのか?
性格や考え方に問題があるのか?
それとも別の理由なのか?
専門家の意見を中心に
調査させて頂きました。
もくじ
杉田水脈の差別発言の概要
杉田水脈議員については、
過去に少なくとも3回の
差別的な発言が報じられています。
以下が詳細です。
ジェンダー差別発言
2020年9月25日、
自民党本部での
非公開の会議に出席した際、
性暴力被害者への
支援事業をめぐって
「女性はいくらでもウソをつける」と
発言しました。
この発言は、
性暴力被害者への
セカンドレイプ(二次加害)と
非難されました。
また、
「典型的な
レイプ神話(性暴力事件をめぐって
広く信じられている
偏見や誤解のこと)」だと
指摘されました。
発言を「切り取り」した形で
文脈とは異なる意味で捉えられる場合が
ありますが、
やはり、
「伝え方」、言葉の選び方を
相手の立場に立ってすることが
必要なんでしょうね。
アイヌ民族への差別的投稿
自民党の杉田水脈(みお)衆院議員の
自身のブログで
アイヌ民族らに対して
差別的投稿をした問題について、
札幌法務局が「人権侵犯の事実があった」と
認定しました。
杉田氏は
2016年に国連での会議について
ブログに投稿した際、
参加者らの写真とともに
「チマ・チョゴリや
アイヌの民族衣装の
コスプレおばさんまで登場」などと
表現しました。
その後、
この投稿は撤回されました。
札幌法務局は
杉田氏に対して
人権を尊重するよう
啓発を行いました。
この問題について、
杉田氏本人は
取材に直接応じていません。
与野党からは
議員の資質を疑問視する声が
相次いでいます。
やはり、
どんな仕事をするにしても
最終的には
その人の人間性次第なのかなと
思います。。。^^
垂水出身ということで
関西なので
笑いを狙っての部分も
あるかもしれませんが、
仮にそうだとしても
誰かを下げることによって得る
笑いは下の下だとある芸人が
言っているのを思い出しました。。。。(-_-;)
LGBT差別発言
「新潮45」2018年8月号に
寄稿した文章「『LGBT』支援の度が過ぎる」では、
「彼ら彼女らは子供を作らない、
つまり『生産性』がないのです」と
持論を展開しました。
これらの発言に対しては、
多くの批判が寄せられています。
この発言も
とても辛辣ですよね。
昔から、
子供は授かりものといいますが、
実際に
生みたくても、
授からずに不妊治療を懸命に
されている方々は、
女性、男性問わず、
多数おられます。
ですので、
そういった見識があれば、
「生産性」が無いという
言い方ではなく、
もっと相手に寄り添った
利他的な言い方が出来たかも
しれませんね。^^
経歴
杉田水脈さんの経歴は以下の通りです。
1967年4月22日に
兵庫県神戸市垂水区で生まれました。
関西ですね。
その後、
鳥取大学農学部林学科を
卒業しました。
国立大学ですね。(‘;’)
そして、
1990年に
積水ハウス木造(後に積水ハウスへ吸収)に入社し、
1992年から西宮市役所で勤務しました。
2年で民間の会社を辞めて
公務員になられていますね。
公務員試験もありますし、
大きな変化ですね。
市役所勤務を8年された後、
2010年に退職し、
政治の道を志しました。
2年後の2012年の
第46回衆議院議員総選挙で、
比例代表近畿ブロックで
初当選しました(当時は日本維新の会公認)。
2014年には
日本維新の会の分党により
次世代の党結党に参加しました。
2017年と2021年の
衆議院議員選挙でも再選されました。
2022年8月に
第2次岸田第1次改造内閣で
総務大臣政務官に就任しました。
以上が杉田水脈さんの主な経歴となります。
農学部→建築業界→市役所勤務
→政治家
とう経歴から、
やりたいことをするための
実現に向けて道を歩んできてきたのかなと
いう印象を持ちました。
なぜ差別発言をするのか?理由に驚愕
差別発言が出る原因は
少なくとも3つありました。
専門家の意見を
次に紹介させて頂きますね。
社会心理学の専門家の意見
社会心理学の観点から
東洋大学の北村英哉氏が
ダイアモンドオンラインで
下記のように述べています。
一つは、偏見です。
ある集団に属する人々に対して、
特定の性格や資質を
みんなが持っていると見なしたり、
信じたりする「固定観念」(ステレオタイプ)が
あります。
そのステレオタイプに、
好感、憧憬、嫌悪、軽蔑といった
感情を伴ったものが「偏見」です。
とのことです。
ちょっと
分かりにくかったので、
簡単に咀嚼させて頂きますと、
イチゴは赤くて甘いんだ!という
固定観念があると、
青くて、四角いイチゴが
出てきた時に、
なんだこれは!と思ってしまい、
こんなのはイチゴではない!と
思うことですね。
そう考えると
僕自身も柔軟に捉えていくことが必要だなと
思いました。(-_-;)
心理学の専門家の意見
また、心理学の視点から
専門家は下記のように
説明されています。
差別発言は、
弱者を犠牲にすることで
不満を解消しようとすること、
外集団を貶めることで
自身の価値を上げようとすることも
原因として挙げられます。
この考え方って
イジメにも繋がるものかもしれませんね。
「価値」って相対的な物であり、
自分の価値を高めるために、
誰かをけなす。
そうすることで
自分の価値が上がったように見えますもんね。
人間って、
何らかのコミュニティー(会社、地域、学校)に
属していて、
その中の人間関係の中で生きているので
自身の価値を上げないと
生きていけないという
生存本能が人間にはあるのかも
しれませんね。
昔、
僕の母が、
「あんたのお父さんは、
絶対に人の悪口を言わないよ」
と言っていたのを思い出しました。
これって
シンプルだけど
大切なことですよね。
悪口を言わないって決めたら、
差別発言も出ないですよね。
利他の心高尚という
高尚な言葉を使わなくても
ネガティブなことは自分の口からは
発信しないと決めるだけで
差別発言はもちろん、
誹謗中傷などの社会問題も
解決するかもしれませんね。
人権活動家の意見
人権の視点から
専門家は下記のように
述べられています。
歴史や文化が
差別を生み出すケースもあります。
歴史を遡ると、
世界各地で多くの人々が、
歴史的、社会的、文化的、
経済的理由による
差別に苦しめられてきました。
これらの要素が
組み合わさることで、
差別発言が生まれることがあります。
しかし、
それは決して許されるべきではありません。
私たちは互いに理解し、
尊重し合うことで、
差別をなくしていくことが可能です。
個人的には
経済的理由により
差別の意識が生まれるという点が
自分の心にすっと入ってきました。
僕自身、
学生時代はバックパッカーで
アジアの途上国を旅する中で、
ストリートチルドレン等、
学校に行けない
貧しい子供を沢山見てきました。
一方で
僕は、
日本というお金持ちの国に生まれ、
大学にも行く一方で
アルバイトをして
外国も旅行することが出来る。
目の前の子供達は、
小学校にも行けず、
幼少期から働いている。
生れた国により
自分のチャンスが限られる
経済的格差をいうものを
嫌と言うほど考えさせられました。
機会を平等にするような
社会にしたいです。
まとめ
今回は、
衆議院銀の杉田水脈さんが
なぜ差別発言を連発してしまうのかについて
専門家の意見を中心に
理由を記載させて頂きました。
口は災いの元とも言いますので
気を付けたいと思います!
最後まで
お読み頂きありがとうございました。